続・wiki2touch(画像収集)
ImageGetterってアプリがMacOSXとLunixに対応しており、Wikipediaの画像収集ができるようになった。
(前回書いたエントリー参照)
ネット環境が鈍く中々検証できなかったんだけど、やっとこ試してみたんで報告。
1)準備するもの
a)Mono Downloads<http://www.go-mono.com/mono-downloads/download.html>
ここでMacOSXのアイコンをクリックすると、Downloadの文字がでるのでそれをクリック。
[追記:2009-APR-22]
この記事を書いたときのバージョンは1.9.1だったんだけど、
時間がだいぶ経った今では2.4にあがっていますね。
で、「Framework」と「MomoDevelop」とを分けて配布してますね。
以下の画像の赤枠両方をダウンロードして、インストする必要がありんす。
b)あとGoogleCoadの次のURLにあるOSX&Linux用のImageGetterをダウンロード。(今現在最新版はImageGetter_1_01.zip)
<http://code.google.com/p/wiki2touch/downloads/list>
c)それから、前回「articles.bin」を作ったさいに一緒になってできた「image.txt」(他の名前になってる可能性があるそうだけど)を忘れないように!
(もし捨ててたら、もう一回indexerをしないとアカンので要注意)
参照エントリはこちら>アプリ:wiki2touch
2)まずはMonoをインストールする。
ちなみにこれは簡単に言うとWindowsで使われてる「.NET Framework」のエミュレーターらしい。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックして開くといくつかのアプリと圧縮ファイル、さらにはReadMeが入っている
その中の「MoMa」と「MonoDevelop」をアプリケーションフォルダに放り込んで、「MonoFramework」と書かれてる.pkgはそのままインストール。
▲こんなかの二個のアプリはアプリケーションフォルダに。pkgはダブルクリックしてインストールする。
[追記:2009-APR-22]
先にも書いたけど、FrameworkとDevelopの二つになっているんで両方を解凍してインストする。
▲こっちはFrameworkを解凍したところ。pkgをダブルクリックしてインスト
▲こちらはMomo Develop。アプリケーションフォルダーに突っ込む。
ただし、このままではどうも文字化けするらしい。
参照元:電脳戯言記
ライブラリーを開いて「/Frameworks/Mono.framework/Versions/Current/etc/gtk-2.0/gtkrc」
というファイルをちょっくら変更するひつようがあるそうだ。
▲場所を一応撮っといた。ここにあるgtkrcというファイルが変更する必要のあるファイルだ。
ということで、このファイルをダブルクリックして、
「gtk-font-name = "Lucida Grande 12"」
と書かれているところを、
「gtk-font-name = "Osaka 12"」
と変更
[追記:2009-APR-22]
バージョンが上がったせいか、この方法では文字化けが直りません!
この解決策をググってみると、
INOHILOGさんのところで解決策が公開されてました!
(KIKIさんの「っき雑記」にもっと詳しく載ってます)
(みんなすごいなぁ)
というわけで、以下引用。
/Library/Framework/Mono.Framework/Version/Current/etc/pango/pango.aliases
というファイルを管理者権限で作成し、
"Lucida Grande" = "Hiragino Kaku Gothic Pro"
という行を書けば、とりあえず日本語が表示できることが分かりました。
早速miで「pango.aliases」というファイルをつくり、このフォルダ内に移動。
また、先ほど書き換えたgtkrcを「gtk-font-name = "Lucida Grande 12"」に戻して再度Monoを起動させる。
これで、きちんと文字化けせず動くようになります。
▲上の引用で指定されているフォルダに入れる(パスワード必要)
3)つぎはImageGetterを動かす方法 (これがまためんどくさい……)
ダウンロードした「ImageGetter_1_01.zip」を解凍する。「ImageGetter_1_01」というフォルダが出来てるのを確認。
そしたら一旦これを放っておいて、Mono側の作業だ。
先ほどアプリケーションフォルダに放り込んだ「MonoDevelop」を起動して、画面上の「共通のアクション>Open a Solution/File」を押す。
▲こんな感じの画面がでてるはず。ここの赤枠の部分をクリック
すると「開くファイル」という名のダイアログがでるので、「ImageGetter_1_01」フォルダを開き中にある「ImageGetter.csproj」を選択。
▲これが「ImageGetter_1_01」フォルダを開いたところ。で、赤枠で囲んであるところを選択して「開く」ボタンを押す
これで、画面左側のソリューションというところに「ImageGetter」が追加される。
そのあと「プロジェクト>実行」をすると、ImageGetterが起動する
[追記:2009-APR-22]
新たに実行メニューが加わっているのでそちらを押してください
(面倒なんで写真は変更しません (+_+;;)\バキ!!)
▲先ほどアプリケーションフォルダMoMAが勝手に立ち上がってImageGetterを実行してくれる。
(どうもビルドし直して、MoMAがエミュレーターとして立ち上がってるみたい。ほかに方法ってないのかなぁ? 実行ファイル(exe形式)を直に動かそうとしても動かなかったし……)
[追記:2009-APR-22]
なんかアセンブリが見つからないって警告が出たけど(とりあえず放っておく)
で、このフォルダの中に、bin/Debug/というフォルダができるので、以前つくったimage.txt(前回のこのエントリーを参照)をこのDebugフォルダに突っ込む必要がある。
あと、起動しているimageGetterの「Language Code」を「ja」に変更する。
で「Go」のボタンを押す。
すると、このフォルダ内にimageフォルダができ、そのなかに写真をダウンロードしてくれる。
(全部で198855エントリーとかいう表示がでた。そんなにあんのかよ……ってな感じ)
で、「Go」を押したあとは、とにかくひたすら終わるまで待つ……
ともかくメチャクチャ待つ。オイラの環境で30時間ほどかかった。
正確に計ってないけど、ほとんど放置プレイの意気込みでやらんとアカン。
4)こっから先はターミナル作業だ!
まずはターミナルを開く。
「Wiki2TouchUtils_OSX_065」の中にある「Pack」をターミナルにドラッグ。
その後、jaと入力(日本語だからね)
半角スペースのあと、先ほどのimagesフォルダをドラッグする。
▲もう、ドラッグすりゃ良いだけの簡単操作。
そのあと、「enter」を押すと処理を開始する。
(ちなみにオイラは「Wiki2TouchUtils_OSX_065」のフォルダ内に「images」フォルダを移動してから実行したんだけど、余り関係ないかもしれない)
大体オイラのマックで1時間ちょっとかかった。
でも、画像収集にかかった時間からしてみると、メチャクチャ早く感じるよなぁ
処理が終わると、Home直下にimages.binというファイルが出来上がります。
▲サイズは1.39GB(グッ……、でかいんで、これもチョット考えもんか)
こいつをCyberduckとかを使い、iPhoneの
/var/mobile/Media/Wikipedia/ja/
の中に放り込めば終わり(この転送時間がまた長いんだけど)
しっかし、こうファイルサイズがでかいと、16GBのiPhoneが欲しくなるなぁ。
(でもここは堪えて、3G待ち……。って中国で使えるのか??)