DocumentsToGoでMeDocを作ろう!

Pookを愛用している僕は、オンライン小説とかを(本当はダメなんだけど作者に無断で)ちょこっと調整して、MemoFinderとかCalendarMemoでMeDocに変換、それをPalmで閲覧していた。
以前も書いたと思うが、Palmとか掌サイズのデバイスは寝ながらでも音楽聴きながら小説読んだり出来るのが魅力の一つだ。


ところが、この変換に使っているアプリ、ファイルサイズが大きい長文なんかが上手いこと変換できない。
(大体600MB以上のテキストになると挙動があやしくなる)


そんなわけで、どうにかもっと簡単に変換できる方法はないか、ずっと探していた。
で、ある時ひらめいたのがDocumentsToGo(以下DTG)を使用する方法だ。
最近のPalm機では標準でDTGがついてくる。これを使わない手はない
(ここから先、Palmで使用するDoc形式はPalmDocとする)


DTGの文章作成アプリであるWardToGoは、wordのDoc形式はもちろんの事、txt、PalmDoc形式も読み込み、保存も出来る。
さらにMeDoc形式は、普通のPalmDoc形式として読み込む。
つまりMeDocは、ただのPalmDoc形式ファイルであるということだ。
後はアプリ側でインデックス対応しているかどうかだけが違いのようだと想像がついた。
という事で、手入力によるインデックスを作れたので紹介する。
(話は変わるけど、MeDocってミィドックって発音だとばっか思ってた。。。本当は、メドックなのね)


まずは、MeDocの構造についてだ。
FinderMemoなどのアプリで作ったMeDocファイルをWordToGoでみてみると以下の様な構造になっている。

#!Medoc index 4
6:第一章
20:第二章
42:第三章
80:第四章
第一章


 本文の内容


一行目でインデックスの表示を宣言。かつ何個のインデックスがつくのかも宣言。
#!Medoc index N(index数)
ってなかんじだ。(例では4個)


その次の行からインデックスの内容。
行番号:題名
てな感じ。


ここで注意が必要なのは、宣言も含んだ行番号で表記してあるってこと。
つまり、上の例でみると

#!Medoc index 4 ←1行目
6:第一章 ←2行目
20:第二章 ←3行目
42:第三章 ←4行目
80:第四章 ←5行目
第一章 ←6行目(ここが2行目に記載されている内容)
 ←7行目
 本文の内容←8行目


となっているわけだ。
ただし、単語より、マーク(○とか□)を目次となる場所につけて、行検索したほうが、後々楽。
なので、オイラの変換方法は以下の様にした。

  1. まず、mi(他のエディタでもOK。行数が閲覧できるのが便利)で、文章を開き、目次に当たる部分を検索。全部の目次数を調べる。
  2. ついでに、それぞれの目次にする予定の文章に■マークをつけた。
  3. 次に、文章の一番最初にもどり、目次数+宣言文の分だけ空白を作る。
  4. で、再度(■マークで)検索し、行番号と題名を書き込んでいく(行番号を手打ち、題名はコピペだけど)
  5. txt形式で新規保存(後の作業のため保存名は『○○○01.txt』といった風にしたほうが良い。
  6. その後、SDカードなどでPalm側に持っていく。
  7. WordToGoでtxtを開く
  8. 別名で保存。勿論形式は『PalmDoc』だ


これで作業は終わり。同じく愛用のPookで開いてみると、完璧に変換していた。
これで、もしFinderMemoとかで変換に失敗した書類なんかもMeDocに変換可能になった。
っていうか、ここまで分かったんなら、インデックスの作成、Automatorとかで自動化できそうな気がするんだけど?