クリーンルームの循環回数のこと

この間、Class100@0.5μm の設計をした。
人があまりいないのでFFU50%カバーで考えていたのだが、生産設備からの熱負荷が以上に多く、結果100%カバー、且つ0.375m/s以上の面風速とする必要が出た。


でもって、計算書と図面を持ち、客先に説明をしに行ったのだが、客がまったく理解してくれない。
「Class100ごときで、なぜFFU100%にしないと行けないんだ???」の一点張り
いくら説明しても、「いや、そんなはずはない、お前間違えてるだろ」という始末。
まあ頭でっかちの台湾人(しかも、自分が正しいと思い込むのが得意。結構疲れる)だから仕方ないとして、一緒にいった奴までがそんな事を言い出すに至っては、もう怒り心頭。


クリーンルームの必要循環回数はある程度参考書とかに載っているのだが、それだけを頭から信じて決め込む人が何と多いことか。日本人の設計者だって、結構考え違いしている人間が多いってのが悲しかったりする。
このあいだも、元新日○○調の社員だったという人間とこの辺で口論になったし。


循環回数はゴミの除去率からの風量算定と熱負荷からの風量算定の両方から考えなければいけません
(もうちょっと突っ込んでもいいんだけど面倒だから書かない)
皆さん設計する時は気をつけてください。