蘇州新区商業街

あんまり政治的なことは書きたくないんだけど、蘇州の暴動にあった近くにたまたま仕事でいたからつい一言書きたくなった。


中国政府は火消しが出来ない癖にマッチポンプをやりたがる。
大多数の中国人はデモですぐ暴動になるのが情けなくって仕方ないそうだ。とはいっても自分に関係なければゴシップ記事と同じなんだけど……
今回の「デモ+動乱」の主導は共産党員(貧困区の)だというのが同じ中国人数十名と台湾人から仕入れた情報。さらに毛沢東出身の湖南人や湖北人(血の気が荒いとと有名)、それに暴力団(ヤクザじゃない)が加わっているらしい。
いずれにしても政治主導(内密に)。
威嚇して道理を通す、まるでテロ組織みたいな方法をいつも取るのがたち悪い。
今回のデモ行進もそろそろ始まる大会のためってのが原因の一つであり、外敵をつくって内政から目を逸らす中国お得意の方法(これって手塚治虫がアトムで書いた世界平和の話と同じだね)
で、やっぱり常におこる暴動にとなるわけだけど、今回被害が酷いのは、次期主席が反日の人間だから、ハクを付けるために大きな暴動になったんじゃないかって中国人が話をしていた。


かわいそうなのは被害にあった中国人たちだ(無論日系企業もだけど、リスクを考えてない企業はないでしょ?)。


先ほど被害にあった中国人経営者と一緒に食事したのだけど、
飲み屋経営。物的損害額は日本円で四百万。従業員の給料も休んでいる間払わないといけないし、新規内装もしないといけないからおそらく一千万円ぐらいにはなるはず。無論暴動なんかの保険なんて入っていない)
「大金払って作ったというのに、なんで同じ国の人間に壊されないといけないのか! 内心はどうであれ、中国のために外国人からお金を取っているのに!」
とすごい憤っていた。
しかも、日本語が書かれた場所であれば見境なく暴徒(自称愛国者(笑))が襲いかかったようで、同じ日本人向け飲み屋でも、英語で書かれた店は無害。中華料理でも日本語らしきものがあれば襲う、という脈絡の無さ。
見かねた欧米人が、「この店は俺の店だ! 日本人経営じゃない!」といって保護した店がある一方、同じ中国人女性が同じことをやったらゴルフクラブで殴られそうになったそうだ。しかも、警察はまったく動かず、すべての店が壊れるまで黙ってみていたと聴く。
(その後「武警」という日本の機動隊のようなものが現れたそうだが、一般市民を隔離するだけで、結局なんの意味もなかったときく)


▲壊された店。ラーメン屋さん。

▲行ったこと無いけど日本食屋。三階まで被害にあったらしい。

▲オイラのよく行く日本人経営店(女将は同郷)

▲欧米向けのパブ。聞いた話では、店の名前が日本ぽいってだけで壊されたそうだ。


死亡した西安の大学生とか、車から引き摺り出されて下半身不随になった中年男性とか、そんなニュースが中国国内のニュースに載らず、よほどネット上の情報に注意しない限り誰も知らないってのも恐ろしい限り。
(これ以上書くと当局に捕まるかもしれないから書かない)