UT-VPNfor UNIXを試してみた-2

昨日の記事は一時保存にしたつもりだったんですが、公開になってました……orz
すんません。


というわけで、続きです


今までWindows側にはいれていたけど、Mac側には入れなかった UT-VPN ですが、いい加減いれてみようと思い立ちまして、導入に踏み切りました。


結果からいえば、失敗。
というか、後にも書きますが、MacOSX向けにはクライアント機能を提供していないんですね……orz
最後の最後になって気が付きました(涙目)
つうか、取扱説明書の一番最初に書いてあるじゃん!


……なんか、すっごい、ショックでした。
(自分のマヌケさに)


ま、いずれなんかに使えるかもしれないんで、取り敢えずやったことをメモしておきます。


この作業は、ソースからのビルド>インストールという作業になります。
ので、いくつか必要なツール(Unix系アプリっていうのかしら?)があるんで、最初にMacPortXcodeを入れておいたほうが楽です。
(オイラの場合は全部持っていたんでなんの問題もなかったのですが)


あと、UT-VPNUnix用ソースファイルをダウンロード。
UT-VPN
上のサイトのダウンロードの欄から

  • utvpn-src-unix-v101-7101-public-2010.06.27.tar

というファイルをダウンロードします。
で、ターミナルを起動して、まずは解凍してできたフォルダに移動。

$ cd /Users/*****/Desktop/utvpn-unix-v101-7101-public

「./configure」と入力

$ ./configure

                                                                                                                        • -

SoftEther UT-VPN for Unix

Copyright (C) 2004-2010 SoftEther Corporation.
Copyright (C) 2004-2010 University of Tsukuba, Japan.
Copyright (C) 2003-2010 Daiyuu Nobori. All Rights Reserved.

This program is free software; you can redistribute it and/or
modify it under the terms of the GNU General Public License
version 2 as published by the Free Software Foundation.

                                                                                                                        • -

Please select your Operating System below:
1: Linux
2: FreeBSD
3: Solaris
4: Mac OS X

Which is your operating system (1-4):

すると、上のようにどのOSシステムですかと聞かれるんで、「4」と記入。

Please select your CPU Bits below:
1: 32-bit
2: 64-bit

Which is the bits of your CPU (1-2):

……32ビットだよね? と疑心暗鬼になりながらも「1」と入力。

Makefile is generated. Please execute 'make' to build UT-VPN.

上の文章が表示されたら、メイクファイルができたヨ〜。ということなんで、「make」と入力。
づらづら〜とビルド作業が出てくるんで、ぼけっと眺める。

cp src/bin/BuiltHamcoreFiles/unix_ja/hamcore.utvpn output/utvpncmd/hamcore.utvpn
gcc tmp/as/utvpncmd.a -O2 -fsigned-char -lm -lpthread -lssl -lcrypto -liconv -lreadline -lncurses -lz -o output/utvpncmd/utvpncmd

上のように表示されて、プロンプトが点滅しはじめたら、インスト作業開始、つっても「make install」と入力するだけだけど。
ところが、オイラの場合 Error が返ってきたんで、「sudo make install」とし、password: にパスワードを入力。

                                                                                                                                      • -

Installation completed successfully.

Please execute 'utvpnserver start' to run UT-VPN Server Background Service.
Or please execute 'utvpnclient start' to run UT-VPN Client Background Service.
And please execute 'utvpncmd' to run UT-VPN Command-Line Utility to configure UT-Server or UT-VPN Client.

                                                                                                                                      • -

しばし待つと、上のように無事インストール完了したよ〜という表示がでました。
説明書に書かれている場所にフォルダとかが出来ているかどうか確認。

  • /usr/bin/utvpnserver:UT-VPN Server バックグラウンドデーモン
  • /usr/bin/utvpnclient:UT-VPN Client バックグラウンドデーモン
  • /usr/bin/utvpncmd:UT-VPN Server / Client コマンドライン管理ユーティリティ

取り敢えず、一度ログアウトしてから再ログイン。
再びターミナルを立ち上げ、
「utvpnserver start」
と入力。

Unable to create /usr/utvpnserver/.VPN-E61E326C35.

……あれ?
もしかして、管理者権限で使わないといけないのか? と思い立って、
「sudo utvpnserver start」
と入力、パスワードを記入して、リターン。

SoftEther UT-VPN Server Service Started.

ぶじつながりました。
ちなみに止めたい場合は「utvpnserver stop」とします。
コレはサーバ機能が作動しましたよということ。
でもオイラが欲しいのは、クライアント機能なんで、次に
「utvpncmd」と押して「2」を選択(このへんは省略)

エラーが発生しました。(エラーコード: 1)
サーバーへの接続が失敗しました。ネットワーク接続や、接続先サーバーのアドレスやポート番号を確認してください。

……あれ? えらー?


おかしいなと思いつつ、取説をもう一回はじめから読んでみる。

えーと…………MacOSXではCliantは動作しませんってことですよね、これ?

ガーン!


ここで、初めて最初に書いた事に気が付きました……orz
なんの為に今までやってたんだろう、と脱力。
今回の目論見は潰えました。


でも今更のように思ったんですが、MacにはVPN機能がデフォルトでついてるんで、クライアント機能を入れる意味ってあったのかしら?